『黄金伝説』クリストファーのおはなし(デコパージュスタッフ武田記事)

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ただいまオーナーはドイツとイギリスへ出張中、私はイギリスもドイツも訪れた事がないので、オーナーの買付記録をワクワクしながら見ています。

 オーナーの旅の安全を願って、今回はオーナーが訪れたドイツのケルン大聖堂の中にもいた、聖クリストファーのお話(伝説)についてです。

(※キリスト教布教の説話ですが、宗教信仰の為ではく、良ければ”昔話”、”ものがたり”としてお読み下さいませ。
抵抗のある方は大変申し訳ございません、読み飛ばして下さいませ。)

クリストファーの伝説は、「黄金伝説(Legenda Aurea)」という、キリスト教の聖人たちの生涯や奇跡、祝日の由来などをまとめた聖人伝集「黄金伝説の中のお話です。
 時代は13世紀、イタリアのドミニコ会士ヤコブス・デ・ウォラギネ(Jacobus de Voragine)が編纂したものだそうです。

■Story;
聖クリストファーは巨大な男で、最初は強き王に仕えていたが、最強の存在を求めて川の渡しをしていた。
ある日、子供を背負って川を渡っていると、その子はだんだん重くなり「世界の重みを背負っている」と語った。その子はなんとキリストであった。

「黄金伝説」は、伝説や奇跡を交えた物語形式で多くの聖人について記されている事から、説教の題材や信仰の教本として中世ヨーロッパ中で非常に人気があったそうです。
 ここから、聖クリストファーが、旅人や巡礼者の守護聖人としてヨーロッパで深く信仰される要因となったのです。

現代も、聖クリストファーは旅人や運転手の守護聖人として崇敬されています。

「異教徒だったが、最も強い存在に仕えたいと願い、やがてキリストにたどり着いた巨人」として描かれ、「世界とその創造主を背負った」象徴的な奇跡が、現代にも受け継がれてジュエリーやメダイにもなっています。

 ケルン大聖堂、そして彫刻のクリストファーはとても美しく荘厳で、今回はボールペンのラフスケッチではなく鉛筆で描きました。
 重さにびっくりしているようなクリストファーと、優しく微笑むイエス様との表情のコントラストが少しユーモラスで、荘厳さの中にあたたかさを感じます。
 ケルン大聖堂も描きたい衝動に駆られています。実際に訪れてみたいです。

なによりも、オーナーの安全な旅路と無事の帰国を願っております。

■Event
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□2025.9.19-29
※営業は金-月
“島塚絵里ジュエリーデザインの生まれたフィンランドの暮らし写真展 原田ちかこ”
at RoséeLunaire店舗
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□2025.10.12-13
イギリスドイツ買付先行フェア
at 神戸デコパージュ店舗
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□2025.10.15-20
英国展(※後半のみの出展)
at 阪急うめだ本店9階
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□2025.10.24-27
イギリスドイツ買付新入荷フェア
at RoséeLunaire店舗
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□2025.10.30-11.3
北欧展
at 横浜タカシマヤ
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■Online Shop
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